瀬戸内 暮らしの大学

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8月20日(土)珈琲探究クラスを開催しました♪

2022.8.24 (水)

2022年夏学期クラス

珈琲探究クラスは、瀬戸内海を一望する絶景の中で、講師の青木さんの挨拶からスタートです。

「皆さんにお伝えしたいことはたくさんあるけれど、細かい流れは決めてない。お互いに考えたことや感じたことをシェアしながら『セッション』するスタイルで進めていきたい。普段の自分のお店のスタイルを体感してほしい。」

青木さんの力強い言葉と、ただよってくる珈琲の香りに、期待感が高まります。

まずは、「エチオピア・ゲイシャ」の香り比べと飲み比べ。

浅煎り・中煎り・深煎りの3種類を順番にテイスティングしていくと・・・

「同じ豆なのにこんなに味が違うの?!」

という驚きの声が上がります。

いろいろな豆の個性をとことん引き出しながらも、酸味は一切出さないというのが青木さんの珈琲のこだわり。豆の産地、品種、精選方法、焙煎方法、抽出方法、冷却方法、あらゆる要素が味を決めていくことが説明されました。

次第に話は珈琲との向き合い方に移ります。

「珈琲の値段はどうやって決まるんですか?なんで何千円もすることがあるのですか?」

「おいしい珈琲屋さんはどうやって見つければいいですか?」

ライトな質問から始まり、少しずつ話はディープなところへ。

「自分の暮らしにとって、珈琲がどんな存在なのか考える人が増えてほしい。」

と青木さんは語ります。

そのお供になるのは「エチオピア・イルガチャフェ・ブナブナ」を特別に極限まで深く真っ黒に焙煎した珈琲です。青木さんいわく「こんな豆を注文していく人は僕のお客さんでも滅多にいません」とのことでしたが、「このスモーキーな感じってウイスキーにも通じますよね」「あれ、これ俺意外と好きかも」とハマりそうになる人も出てきました。

「焙煎も抽出も珈琲との向き合い方も人それぞれのスタイルがある。みなさんにはぜひ色々なことを自分で試して探究してほしい」と言う青木さん。

最後の一杯は、最近のイチオシだという中国の「雲南アラビカ」豆のネルドリップ。南米ともアフリカとも少し異なる独特の個性を楽しめます。

珈琲を通じて、講師と参加者同士とがゆるくつながり「セッション」し合う会となりました。

ご参加の皆さま、ありがとうございました! 珈琲を深めるクラス、今後もクラスの継続を予定しております。