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【ジオで地元の魅力再発見!】快晴のフィールドワークに行ってきました。
2023.10.5 (木)
2023年秋学期クラス
「ジオパーク」とは、地球の過去を知り未来を考えて活動する場所を意味します。
このクラスでは、三豊のジオサイトを舞台に大地の成り立ちを学びながらその魅力を探求します。
1日目の教室で行われた座学を経て、いよいよ迎えた2日目のフィールドワーク。
当日はとても気持ちのいい秋晴れで、学びと少しの運動がセットになった”大人の遠足”となりました。
クラスの講師は、地質工学の専門家として香川大学名誉教授である長谷川先生。
どんな質問にも答えてくれる長谷川先生から余すことなく学べた充実の二日間。
地域防災の重要性も学びながら、三豊ジオパークの魅力を発見し知的好奇心を満たしてまいりました
その様子を、少しですがお届けします。
最初の目的地に到着。草をかき分け、ぐんぐん進む長谷川先生。普段は許可がないと立ち入り禁止になっている場所へ。
花崗岩と火山岩の違いを教えてくれましたが、わたしたちには見ただけではまだまだ判断ができそうにありません…(笑)
草をかき分けて着いた先には・・・・
写真で見るより実際は大迫力!
ここは、地元の人ならみなさん知っている「おむすび山」です。
昔、道路を舗装するためにこの山が削られたことで、地層があらわになったそうです。
地元民のみなさんも「こんな場所が地元にあったなんて・・・!」と口々にしていましたね。
そして、七宝山トンネルを仁尾方面に向かって抜けたところのみかん畑も観察しました。
なぜ、この地域ではおいしいみかんが採れるのか、地質学の観点から紐解いていきました。
そして、干潮の時間帯のみ現れる道、通称「砂州」を渡って丸山島へ上陸。
丸山島は、約1400万年前の瀬戸内火山活動のホットスポットの一つ。
なんだか異国に来たかのうような景色が広がっており、まさか身近にこんなに壮大なジオサイトが存在していたとは思っていませんでした。
紫雲出山(しうでやま)にも登りました。
荘内半島を中心に、東側はセト、西側はナギ。
という海の違いがあるため、景色も違えば海の中の生き物も違う。
みなさんのお気に入りの景色はどこからの眺めでしょうか?
今回のクラスでは、みっちり座学で知識を入れたあと、実際のフィールドワークへ出かけました。
ただ知識として知って終わり、ではなく、実際に目で見て、匂いや触った感じを肌で感じることで、ジオを思いっきり体感することができたように思います。
自分の生まれ育った地域に当たり前に存在する自然環境。
その大地の成り立ちに目を向けてみると、そこには想像もつかない年月を超えた歴史が詰まっていました。
それだけでなんだか地域に誇りを感じられる気がしました。
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執筆 大学事務局員 上村真菜